部屋の空気環境を整えると言えば、空気清浄機は必ず思いつくアイテムでしょう。花粉やホコリを取り除くことは知られていますが、
有害物質への有効性は?
結論から言うと、シックハウス対策用の空気清浄機は、有害物質、特にホルムアルデヒドを減らすことには効果があります。ただし、使い方に注意が必要です。
空気清浄機は部屋の空気をフィルターに通して浄化するわけですが、このフィルターをこまめに掃除しないと、浄化能力を超えた有害物質がまた空気中に放出される結果となり、逆に室内の空気を汚染してしまうという恐れがあります。まさに逆効果。
また、そもそも有害物質の濃度が高い場合には、清浄機の分解処理が追いつかないためあまり有効ではないということもあるようです。シックハウスが社会問題となり法の規制もある近年の建築物件では建材などには気を配られますが、それでも新築物件は濃度が高い場合もあるので、換気と組み合わせて使うことが推奨されています。
空気清浄機を有効に使うには、部屋の空気を動かすことも重要です。住宅の機密性が高まっている分、室内の空気も流れが鈍いので扇風機などで空気を動かし、清浄機により多くの空気を処理できるよう仕向けないといけません。加えて、空気清浄機は当然電力を消費するので、継続的なコストが発生してきます。シックハウス対策としての有効性はありますが、いろいろと手間や注意点が多いので効果は限定的とも言えるでしょう。
換気や空気触媒と組み合わせ、補助的な役割として導入するのならよいかもしれないと思います。